テストと歯医者とトルコ人
お久しぶりです。長らくブログを書いてませんでした。
大抵、長くブログを書かない時や、普段SNSめっちゃ更新する人などがしばらく間を開ける時って、『試験に落ちた』『怪我した』『彼女にフラれた』『資格が剥奪された』『池に行きたくなった』『友達と喧嘩した』『買ってあったアイスを弟に食べられた』などなど、大なり小なりその人にとって何か嫌な事があった時だと思うんですよね。
だって上手くいってたらガンガンSNS上で自慢しまくりたいじゃないですか。『試験合格しました!』『ついに教職取りました!』とか『今日で付き合って1年♡(僕にはこれ絶対できません)』etc...
はい。というわけで今回、ドイツ語の試験落ちました。
210点満点中140点以上を取れば口頭試験に進めるのですが、104点でした。
スポーツテストまではそちらにかなりの時間集中して時間も体力も使っていて(言い訳)、スポーツテスト後からの試験に向けての準備は自分の中では一生懸命やったので後悔が無いと言ったら嘘にはなりますが、やれるだけは準備して来ました。
やっぱりとっても悔しかったです。
何が悔しかったって言うと、今回のドイツ語のテスト全然緊張しなかったんですよね。
大事な試験や試合で緊張しない時って2通りあると思うんです。1つは余裕で受かる・勝てるという自信がある時。もう1つは全然受かる・勝てるチャンスがない時。
僕は今回のテストでは正直なところ後者でした。
ケルン体育大学の語学コースに入るために日本で受けた、Goethe Institutっていうテストの時や、スポーツテストの時はめっちゃ勉強してめっちゃ練習もしたけど、受かるか受からないか分からなかったので、死ぬほど緊張しましたが、もう本当に今回はびっくりするぐらい緊張しませんでした。正直全然ドイツ語レベル足りてないです。これで大学の授業受けたら絶対無理です退学です。※ドイツの大学は3回試験落とすと退学です。
ケルン体育大学の日本人の方で、すごい尊敬してる先輩がいるんですけど、その人はドイツに来て初めてドイツ語勉強しだして1年でこの試験受かって、今大学の授業受けてて、サッカーのコーチもドイツで始めてて、いろいろやってるんですが、そういう先輩を知ってただけに全く緊張しないで試験に落ちたっていうのが悔しかったです。
同期のみんなが今年から社会人として頑張っている中、快く送り出してくれた両親に本当に申し訳ないです。次に受けるときには良い意味で緊張がないように勉強したいと思います。
なんか暗い話になってしまいましたね。
話はすっごい変わるんですが来週の火曜日からサッカーチーム(6部)のプレシーズンが始まります。
オフ期間中はこの日は何キロを何分でとかいろいろ決められてて走ったらRuntasticやNike+ Runningなどのアプリを使って測って監督に写真送るんですけど、その中の1つに、歯医者とPhysio(理学療法士さんみたいな人に見てもらいます)に行かなきゃいけない日があって昨日行って来ました。
※何で歯医者なのかは分かりません。
受付の人とはちゃんと会話できたのですが、問診表が本当に分からない。チェック項目ありすぎて何書いてあるから分からなかったのですが、何個か『あなたは妊娠してますか』『タバコを吸いますか』や『何か持病はありますか(これは合ってるか分かりませんが』など理解出来てそれらが全部Noだったのでとりあえず全部Noで提出して乗り切りました。
その後、検査室?治療室?みたいな所に通されて10分ぐらい待って、いざ検査。
歯医者さんが『口開けてねー。はい。閉じてー。』などは、まあ理解出来るので大丈夫だったんですけど『前歯と前歯噛み合わせてみてー。』と『八重歯と八重歯合わせてー。』が全然分からなくて指示と全然違うことやってました。歯医者さんすごい優しくて、簡単に説明し直したらしてくれたので大丈夫でしたが、やっぱりドイツ語は難しいですね。検査の後の会話と検査結果はちゃんと聞けて話せたのですが、やっぱり出来ないのは悔しいですね。
ちなみに、待ち時間に置いてあったサッカー雑誌に
„CR7 ist ehrgeiziger als alle anderen Profis“
訳:クリロナは他のプロ選手よりも野心(野心的で)がある
って書いてあって、初めて『野心的』っていう単語知りました。日々勉強ですね。どうでもいいですね。すみません。
p.s. Physioの時もやっぱり所々指示が理解出来ず所々理学療法士さん困らせました。
ドイツにきてあっという間に4か月経ちましたが、毎日生活してるといろんな場面で自分の語学力の無さを痛感するんですよ。その中でもドイツに来てここ最近1番痛感させられたのが髪切った時なんですよね。
ドイツには結構いろんな所に美容室あるんですけど、普通の美容室は高いのですが、トルコ人がやってる所は安いんですよね。
別に自分はそんな高い所で髪切る余裕も必要も無いので迷わずトルコ人のとこ行ったんですけど、お店入って椅子に座って呼ばれるまで待ってたらなんか違和感というか文化の違いというか感じるんですよね。
まずドライヤーで髪乾かす時に顔面に向けて強風当てまくってるんですよね。やられてた女の人、目閉じながら思わず苦笑いになってたんですけど、それ見て僕は『これがトルコスタイルね。なんか面白いじゃん♪てへ』みたいな感じでなんなら面白がって見てたんですよね。
だけどそんなのはアップだったみたいで、ここからトルコスタイル炸裂してきました。
これがお店にあるシャンプーする所なんですけど、座り心地良さそうなソファーに、髪洗うのが備え付けてあるごく普通のやつじゃないですか。なんなら結構綺麗だなって思うじゃないですか。 僕も例外なくそう思ってたんですよね。
髪切ってた男の人がいざシャンプーするってなってチラッと見たらなんか違和感感じるんですよね。
この写真をご覧ください。
皆さん。なんか違和感感じません?
僕は最初、あまりにも自然に洗っていて見逃しかけたんですが、さすがに気づきました。
まさかの座らせずに横からお辞儀させるスタイル。
うーん。ファンタスティック。
こんなん誰も予想出来ないじゃないですか。
てか何のためにソファーと髪洗うやつ備え付けてるの。まじで。
後、みなさんもう1つお気づきになりました?
シャンプーの泡で顔面も洗ってることに。
ソファーに座らせてもらえず、お辞儀させられ、顔面までもシャンプーされる。
これってそういうプレイ?
もちろん水が出る所は、ソファーに座った状態を想定して作られているので泡流す時はまあまあ深めにお辞儀してました。
p.s この後タオル渡されて自分で水拭き取ってました。
もちろんその後はドライヤーで顔面ごと乾かしてました。
さすがにこれを見た僕はあまりのファンタスティックぶりに当初の余裕から一転、かなり不安になりましたが、もう後には引けません。
いざ自分の番。
特にこだわりは無いですがいつもツーブロックにしてるのでそれだけは伝えようと思いまして
大野『ここまでは6mでお願いします。後は少し切ってください。』
トルコ人『分かった。ここまでだな?任せとけ』
大野『お願いします。』
バリカン『ウィーーーーーン』
なかなかの勢いで最初に確認したライン飛び越えました。
それで出来上がったのがこれ。
うーん。ファンタスティック。
トルコ人の人はすごい良い人で話してて楽しかったし、これでヘディングしやすくなったし、これはこれでまあいっかって思えばいいし、全部夏のせいだし、平成最後だし、とかいろいろポジティブに考えておきましょう。
もし自分がドイツ語を自由自在に使えればファンタスティックにならなかったはずなので、次はちゃんと自分の意見を正確に伝えれるようにたくさんドイツ語勉強します。もう絶対行かないけど。
多分、たまたまこのお店だけがちょっとだけ特殊だったんだと思うので、ドイツに来た際は、是非一度トルコ人の美容室に皆さんも行ってみて下さい。トルコ人は基本的にフレンドリーでいい人ばかりです。楽しいです。刈り上げへのこだわり半端ないです。もちろん保証はしません。
内容の割にすごく長くなってしまいましたね。最後まで訳分からない文章を読んでくださりありがとうございました。
結局何が言いたかったっていうと、今回は何事からも何かを学べるような人になろうっていうのを自分に言い聞かせるためのブログでした。
p.s 8月12日まで大家さんが旅行に行っているのでもしその間にドイツへ来ることがあれば泊まれます。※日本食を持ってきてくれた人に限ります。塩昆布と味の素持ってきてくれた人は食事付きになります。ポン酢・焼き肉のたれ・めんつゆのどれかを持ってきてくれた人には今後”神”と呼ばさせてください。