焼き魚が食べたい

色々な方々の助けうを頂きながら、何とかケルン体育大学に入学することが出来ました。現在、ドイツにあるケルン体育大学で将来、サッカーの監督になる為に勉強しております。運動神経は中の下の下ぐらいです。右足はおもちゃです。食レポではありません。

3年間と嫉妬と葛藤

 

みなさんお久しぶりすぎです。最後にいつブログを更新したのかさえ記憶にないくらいお久しぶりです。カレー作りを盛大に失敗して、あまりの不味さに大学時代の火曜日の練習後の帰り道にチャリ漕ぎながら『今日カレーの日かー』とみんなで言い合ったのを思い出したぐらいお久しぶりです。昔良い感じだった子の誕生日をFacebook経由で知って 何も起きないけどしれっと連絡入れるぐらいお久しぶりです。小学校のころのry

 

 

大野。元気に生きております。

 

 

この長い月日の間にブログを書けなかった理由は沢山ありました。

大学で忙しかった・サーバーとドメインの更新を忘れていた・U-11の監督になったためブログに手が回らなかった・サーバーとドメインの更新を忘れていた・自分のサッカーの練習で疲れていた・サーバーとドメインの更新を忘れていた・プレゼンと試験の準備で死にかけてた・サーバーとドメインの更新を忘れていた・サーバーとドメインのk

 

 

まあ要約するとサーバーとドメインの更新を忘れていました。

 

さっきからドメインとかサーバーとかカタカナばっかりでこいつ海外かぶれになったなとか思ったそこのあなた! 海外かぶれレベル38のワタクシ大野がディテールをエクスプレインしましょう。てへ

 

まあ簡単に言うと、ドメインはネット上の住所みたいなもので、サーバーはネット上の土地みたいなものです。ちなみにホームページやブログは自分の家とでも言えるでしょうか。

 

僕もネット上に土地と住所を借りて、自分の家の表札に『焼き魚が食べたい』という日本の美徳でもある侘び寂びとは間反対にある 自分の欲求を前面に押し出す海外仕様の表札をぶら下げて、自分の土地と家の中で好き勝手やっていたんですよね。

 

やれトルコの散髪は奇想天外やら、体育テストどうやったら受かれるか教えてくれやら、トルコの散髪でほぼ罰ゲーム受けたやら、トルコの散p

 

 

misoshirutoyakisakanagatabetai.hatenablog.com

 

 

それはもう、どうでもいいことからどうでもいいことだけを好き勝手書いておりました。好き勝手書くだけ書いて、『コロナもあるし一旦、実家に帰るわ!』みたいな軽いノリで家(ブログ)を留守にしてたんですよね。

 

そこまでは良かったんですけど、僕すっかり忘れてたんですよね。何を。土地代と住所代払うの。

もうね。すっかり忘れてました。もはや清々しいくらいに忘れていました。

大家さんがメールで『焼き魚さーん。そろそろ家賃の締め切り日だよー』って最初は言ってくれてたんですけど、もうね。僕はびっくりするぐらい忘れていまして、家を留守にしていたので気づく訳もなく、家賃を滞納し続けていたんですよね。

最初は優しかった大家さんも途中から『焼き魚さん。そろそろ家賃払ってくれないと、これからソーセージとビールしか食べれない体にすんぞ!』とか『これから焼き魚に米じゃなくて硬いパン出すぞ!』とか『大根おろしの代わりにケチャップとマスタード盛るぞ!』とか『醤油の代わりにソースかけるぞ!』とか、それはそれは背筋が凍り付くような事を言われ続けていました。

 

 

が。私、大野。それらの脅しにも全く気付くこともなく一人で呑気にへらへらしてました。

 

 

ところがです。ドイツ来て3年経ったし、久しぶりに良い事あったしブログでも書くか!と思って重い腰を上げて ひっさしぶりにこっちの家に帰ってきたんですよね。そしたら跡形もなく無くなっていました。魚の骨一本も残らず全て無くなってました。差し押さえといったほうがいいのでしょうか。家賃滞納者だった焼き魚は大家さんから追い出されてしまいました。

 

そんなこんなで何個か過去記事消えました。泣きそう。

 

 

 

 

 

ということで私、大野。

 

 

 

 

 

チームケルンのテスト合格しました。祝

 

 

 

 

 

 

いや話の展開力全盛期のシャビアロンソ並みだろ。とか いや、話の展開力自陣スローインから敵陣ペナルティーエリアまで元ストークシティのデラップでも使ったんか。とか、鄭大世でもここまで強引に話し持ってかんわ!てかチームケルンって何だよ(笑)と思った方はまずは古い記事になる為、今とは少し異なるところがありますがこちらの記事を読んでいただければと思います。

 

number.bunshun.jp 

 

 

チームケルンとは簡単に言いますと、2006年から始まったサッカードイツ代表とケルン体育大学が共同で行っている、2年単位でEUROかワールドカップの為の分析チームとして関わらせてもらえるプロジェクトです。僕が今回合格したチームケルンは2022カタールワールドカップのドイツ代表チームの為の分析に最終的に関わることになります。

 

チームケルンの構成は 基本的にケルン体育大学在学生・卒業生+現役アナリスト+アナリスト経験のある人で構成されているみたいです。

昔は認知度的にもそこまで大きくなく応募人数もそれほど大きくなかったみたいですが、年々、応募者が増えていて今回は最初の応募のタイミングで約130人近くいたみたいです。

そこから全3回の講義と定められた課題を提出して、最終的に選抜試験を受けることが出来ます。

そんなこんなでヒイヒイ言いながらも何とかチームケルンの最終テスト合格出来ました。

ちなみに同期の尊敬している他2人も合格しました。めっちゃ嬉しい。

 

f:id:misoshirutoyakisakanagatabetai:20210320024243j:image

(1年半前に同期3人で語学テスト合格して大学に入学が、決まった時の写真)

 

今回、このテストに向けて3人でめちゃめちゃ勉強して、準備万端で臨んで、15問中の2問めちゃめちゃ勉強してたのにお互いに盛大にやらかして、現在のドイツA代表のアナリスト(ドイツ語でAnalyst)書けって問題文に書いてあるのに何故か現在のドイツA代表サイドバック(ドイツ語でAußenverteidiger)書けって書いてあると勘違いして苦し紛れにヨナス・ヘクターって書いて、前日のメールには試験時間3時間って書いてあったのに試験前に試験時間が半分の1時間半に変更されてた事に試験残り15分まで気付かなくてパニックになって、試験後にお互いの間違えたとこ分かって発狂して、てかヨナス・ヘクターとっくに代表引退してて、

 

 

なんやかんやありましたが、

 

 

 

 

 

 

 

本当に受かって良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで長かったなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕がドイツに来た目的・目標の一つであった、“チームケルン“

 

そのスタートラインに立つ権利を得ることが出来て本当に嬉しいし、好き勝手生きてる自分の事を応援してくれている親や兄弟・家族のみんなへの感謝の気持ちでいっぱいになったのと同時に、結局その環境に居ることより、その環境で何をするか・何を自ら学べるかが大事だから、これから更に頑張ろうと気を引き締めつつ、この期間にチームケルンが本格始動した時にちゃんとついていけるように自分をバージョンアップしなくてはと今までより一つ上の危機感を現在ひしひしと感じております。

 

 

 

大学を卒業してからドイツに来て3年という月日が流れました。

 

この期間に同期のみんなが社会人として3年間一生懸命働き、結婚して家庭を持ってる者もいれば、コーチとしてJリーグのアカデミー・トップチームや強豪街クラブで監督を務めている者も出てきました。

そして、プロサッカー選手としてJリーグで活躍している同期、ついにジュニアからユースまで一緒にプレーしてた現在名古屋グランパスに所属している中谷進之介A代表に選ばれました。祝

 

みんなの活躍や頑張ってる姿を見聞きすると、すっごい嬉しいし、沢山の刺激をもらうのと同時に、日々の生活を節約に節約して何とか生活出来る現状や、まだ何も成し遂げれていない25歳の自分と この3年間に大きく飛躍・活躍してるみんなを比較して、大きな嫉妬や悔しさ、『ドイツで何やってんだろ自分…』と自分に問う時が本当に多々ありました。

 

 

 

思い返せば、嬉しいと悔しいと嫉妬や葛藤が入り混じったこのやるせない感情をこれまでもたくさん経験してきました。

 

ユースの時は、3年になってもベンチで、準優勝したダラスカップというアメリカで行われた大会も、マンUなどを倒して快進撃を続けていく仲間をベンチから見てる事しかできなくて。ピッチに立った時間も大会通してトータル5分ぐらいしかなくて。決勝戦フルハムユースに負けた後、『同じぐらいの能力なら若いほうを連れて行く』とコーチに言われてもう一つの海外遠征の方のメンバーから外れて。Aチームが大会後にその別の海外遠征に行ってる中、日本でBチームで練習して。高校最後の1シーズンは一個下の代の選手がスタメンの大半を占める中、ベンチでほとんどの時間を過ごして。練習で良いプレーしてたら、誰よりも練習すればいつかスタメンになれると信じて。ここで腐ったらダメだと毎日自分に言い聞かせて。

同じポジションの選手が活躍すれば、チームが勝てば、嬉しいよりも嫉妬や悔しい感情が湧き出てきて。でもそれを3年生の自分が表に出しちゃだめだと言い聞かせて、練習が終わればみんなとおちゃらけて。チームが負けた時、同じポジションの選手がミスした時に、“嬉しい“という感情が湧き出てきそうな心の中の自分と必死に闘って。仲間の不幸を喜ぼうとしてる自分がいることに嫌になって葛藤して、当時高校生だった時の自分にとっては非常にきつくて小学校の時の監督の前で泣いてしまったこともありました。

 

大学の時は、チーム内の不祥事で思う存分サッカー出来ないときがあって。3年の時にようやくスタメンとして試合に出れるようになったのに、自分の一回の大きなミスでチームの昇格がほぼ消滅してそれ以降Aチームで一試合も試合に出れなくなって。『何であんなミスしたんだろ。』『何で(ミスったのが)俺だったんだろ。』と答えの出ない自問自答をし続けて。4年になった一発目の紅白戦で腕の骨折して。『プロになりたい』その一心で練習してきたけれど、4年の夏に『大野は練習に対してやる気ないから』と監督に言われて。最後の半年を県リーグのチームのBチームで過ごして。Aチームで活躍している同期や後輩の試合をメガホン持ってチームが勝つために応援して。その度に『俺はここで何やってんだろ』と何回も悩んで『でもここで手を抜いたら絶対だめだ』と何回もこの嫉妬と葛藤の入り混じったやるせない感情と共に歩んできました。

 

 

 

僕はまだ、同期のみんなみたいに目に見える結果や活躍をしているわけではないけれど、自分の信じた道を、自分らしく泥臭くどんくさく。

遠回りかもしれないけれど、きれいな道ではないかもしれないけれど、一歩一歩前に進んで行けるように頑張ります。

 

 

 

嫉妬が出来るってことは、まだ白旗を上げた訳では無いってこと。

その嫉妬に対して葛藤できるってことは、まだ自分の芯の部分がファイティングポーズを取れてるってこと。

 

 

 

嫉妬だけして『俺も実際できたのに』『あいつと別に対して差はなかった』なんて良い訳ばっかりの人生は送りたくないから。これからも仲間の成功を認め喜び、でもそれと同時に悔しさを感じれるように。

 

 

 

 

 

 

 

人は自分では絶対に届かないところまで到達した人に対して嫉妬なんてしないもんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

これからも頑張ろう。

 

 

 

 

シン代表戦頑張れ!

 

 

 

 

僕は違う道から、いつか日本サッカーの発展に貢献出来るように頑張ります!

 

 

 

みなさんこれから鯖缶送ってくださも宜しくお願いします。