焼き魚が食べたい

色々な方々の助けうを頂きながら、何とかケルン体育大学に入学することが出来ました。現在、ドイツにあるケルン体育大学で将来、サッカーの監督になる為に勉強しております。運動神経は中の下の下ぐらいです。右足はおもちゃです。食レポではありません。

ゆめにしきと鯖缶とバッターボックス

 

はーい。(10ヶ月ぶり)

 

いやー。もうね。誰かほんと食べさせて。鯖の塩焼き。朝のオートミール飽きた。もうほんと、やよい軒のでいいから。税込670円。ご飯も大盛りにしなくていいから。ドリンクも水でいいし、玉子焼きも頼まないから。大戸屋のやつにしてとか言わないから。大戸屋の税込890円だし。鯖の塩焼き。ほら、俺LINEクーポン持ってるし。あ、分かった。なんならセブンの鯖の塩焼きでいいから。まじで。税込289円だから。大根おろしと醤油でカバーするから。そろそろ限界。焼き魚の限界。もうソーセージめっちゃ食った。一旦休憩。お疲れ。ソーセージお疲れ。選手交代。ケチャップとマスタードも交代。3枚同時に交代。4-3-3から3-5-2にして中盤に大根おろしと醤油とレモン。頂点に焼き魚でシャドー気味に白米。リズム悪くてもしっかり焼いてこ。自分たちの焼き加減信じて。白米も顔上げてこ。仲良し焼き魚と2トップにするから。こっからお前活きるから。もうケバブとギュロスと中盤組ませないから。胃の中の中盤重くならないようにするから。大丈夫だから。

 

 

 

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(ちなみにいつも朝食べてるプロテインオートミール)

 

 

と言うことで、私大野。7月27日に誕生日を迎え27歳になりました。え?

 

 

 

話の文脈も繋がりもなくなぜこんな事を書いてるかって?

もうね。日本人誰も住んでない街でひっそりと誕生日迎えちゃって寂しすぎるのと、親が10ヶ月前ぐらいに送ってくれた食料の中にあった鯖缶で27歳を乾杯した事がもうね。これはね。何が言いたいかと言うと。

 

 

 

 

 

鯖缶美味寂しすぎ。

 

 

 

 

 

もうね。日本の企業努力に乾杯。毎日頑張ってるサラリーマンの人達にも乾杯。部屋に毎日入り込むミツバチと謎の虫にも乾杯。凄い。凄すぎる。

 

 

なんでこんな美味いものを10ヶ月も眠らせてたんだろ。本当にびっくり。多分食べながらちょっと涙と鼻水出てた。

 

 

 

 

 

僕のTwitterYouTubeを見て下さってる皆さんはご存知だとは思いますが、今シーズンからドイツ4部のSC Wiedenbrückというチームに移籍しまして、それに伴い ケルンにいるドイツ人の友達達に聞いても『それはドイツにあるの?』『初耳ですわ』『どこやねん笑』などの励まし?の言葉を頂きながら『ここどこやねん大賞』があれば毎年ランクインするような小さい町に引っ越して来まして。

 

 

さすがの大野も友達がほぼいません。今ホームステイさせてもらってる大家さんと犬のルディぐらいです。

 

 

そして、先週に初のドイツ4部リーグでのシーズンが開幕しまして、僕は1試合通してベンチで終わりました。シンプルにポジション争いで負けました。言い訳無し。

 

その時の様子はこちら

 

youtu.be

 

プレシーズン中の一つの練習試合で雨が途中で少し降ったんですよね。僕は後半スタートだったので、取り替え式(雨用の鉄のポイントがついてるサッカースパイク)に履き直して試合出たんですよね。そしたら逆にポイント突き刺さりすぎて、ビルドアップで滑って転けてボール失って、そのまま失点。そこからポジションを失っただけでなく、メンタル的に練習中も少し弱気になってしまいポジションを取り返せず。そして今に至ります。

 

27歳でケルン体育大学卒業を目の前にして、その傍ら4年間下部リーグでプレーして、そしたらドイツ4部でプレー出来るチャンスが目の前に転がって来て、今しか本気でサッカー出来ないからと自分に言い聞かせそのチャンスに飛びついて、現状開幕戦に1秒も出れず。悔しいし苦しいし。情けないしやるせなく。ユースの時と大学の時も最終学年になってもベンチで。色んな、本当に色んな感情を抱きながらピッチの脇でアップし続けた日々に似てます。(大学は時間がかかっても絶対卒業したいと思ってます)

 

 

僕が今まで自分の目で見てきたドイツサッカーでは、ベンチの選手、いわゆる結果を出せてない選手に対しての練習中の扱い・風当たりは物凄く強くなります。逆に言えば試合に出てる≒結果を出している選手はちょっとのミスとかでも何にも言われなくなります。

 

僕は現時点ではベンチの選手なのでミスしようがしまいが永遠になんか言ってくる奴もいます。そんな時、頭では分かってても最初はミスを恐れて・仲間に何か言われるのを恐れて弱気なプレー・誰でも出来るプレーを選択してしまっていました。確かに目に見える"ミス"はしてなくても、それでは自分の色がどんどん薄れていくだけだし、何より色々な物を捨てて覚悟を持ってこの田舎町に来たはずなのに、なんで他の人の目を気にしてサッカーしているのか。そんな自分を親や応援してくれてる人達が見たらどう思うのか。ミスを恐れて縮こまって何を得れるのか。その行動・メンタリティ自体がそもそもミスになってしまっていました。

 

打席に立たなければ確かにミスはしないし、人から何も言われることは無いでしょう。でも、打席に立ってフルスイングして、三振して。仲間から文句言われて。敵からやじられて。どうして打てなかったのか考えて。へこんで。打席立つのが怖くなって。

 

 

 

 

 

 

 

でも、また打席立って。今ある自分の全てをフルスイングする。

 

 

 

 

それでまた三振したら、またへこめばいいし、考えて悩めば良い。1番ダメなのは失敗を恐れて何もしないこと。波風立たせないように人影に隠れ続けること。

僕の好きなSUPER BUTTER DOGさんの『サヨナラCOLOR』でも言ってたし。

 

サヨナラCOLOR|SUPER BUTTER DOG - YouTube

 

失敗したっていいじゃん。打席に立つチャンスが目の前にあるなら打席に立って。仲間にボロカス言われたっていいじゃん。自分の全力をぶつけて。三振して。そこから学んで。また打席立って。いきなりホームランは打てないけれど、打席に立たなければ絶対にホームランは打てないんだから。

 

 

思い描いていた27歳とは真逆とかじゃなくて、真裏ぐらいの所に現在立っている私大野ですが、ボロボロになってもボロカスに言われても打席に立ち続けたいと思います。いつかプレーヤーを引退したときに、自分の目で見て身体で感じて打席に立ち続けて挑戦して得た人生の宝石を、身体中にジャラジャラ付けて将来的にプロの監督として活躍出来る様に今日もフルスイングしていきたいと思います。

 

 

 

大家さんから誕生日プレゼントでメッセージカードとゆめにしき頂きました。めちゃめちゃ嬉しい。日本の米。優勝。

 

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(旨すぎて光の速さでゆめにしき消費してます。)

 

 

でも、1番嬉しかったのは大家さんが日本語を調べて『おめでとう』と書いてくれてたこと。プライスレス。

 

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誰かの事を思って、誰かの為に時間を使う。そして行動する。

 

些細な事だけど、人としてこういう心を持って僕も僕の周りの人を大事にしていきたいと、大谷さんからのメッセージカードを見て改めて思いました。

 

 

 

27歳も自分らしく、そして自分の選んだ道を信じて頑張ります。

 

 

 

これからもこんな僕ですが日本食送って応援宜しくお願いします。

 

 

 

大野 嵩仁