焼き魚が食べたい

色々な方々の助けうを頂きながら、何とかケルン体育大学に入学することが出来ました。現在、ドイツにあるケルン体育大学で将来、サッカーの監督になる為に勉強しております。運動神経は中の下の下ぐらいです。右足はおもちゃです。食レポではありません。

タラちゃん

はーい。

 

 

寂しさから今年は更新頻度上げてます。大野です。

 

 

 

サッカーの方は、未だドイツ4部リーグに来てからはリーグ戦に出場出来ていません。

開幕2試合はシンプルにベンチで90分間過ごし、3節目は前日練習で軽い怪我をして当日ベンチ外になり、金曜日に4節目があるのですが怪我がまだ治り切ってないので今節もベンチ外です。

 

 

 

色々な人達に助けてもらいながら、運もあって5部から4部に個人昇格した今シーズン。チームメイトのレベル・意識、リーグの規模、相手チーム・サポーターの規模が格段に上がって試合に出れてないのでめちゃめちゃ悔しいですが、かなり刺激的な日々を過ごせています。

 

 

ドイツ4部の様子に興味ある方は、僕のYouTubeの方からご覧下さい。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

 

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話は変わりまして今回はドイツの美容院についてです。(4年ぶり2回目)

 

 

予め言っておきますが今回も内容すっかすっかです。

 

 

 

 

 

この記事を読む前にこちらの記事を読んだ方が理解が深まります。

 

 

misoshirutoyakisakanagatabetai.hatenablog.com

 

 

 

 私、大野。上の記事で書いたように髪の毛をファンタスティックにしてもらってから、一回もドイツで美容室には行ってなかったんです。その間は自分で切ったり、友達に切ってもらったりと、『お金もかからないし、日本人好みな髪形分かってくれてるし全然良いじゃん』なんて思ってた訳です。

 

 

だがしかし。新しいチームへの移籍と共に、日本人ゼロの田舎町に引っ越してきたため、まあ周りに日本人の友達がいない訳です。もちろんそんな事はお構いなしに髪の毛は伸びてきて、さすがにサッカー中も邪魔だし、ボサボサなのは嫌だし、チームメイトにも髪切れ!って言われてたんですよね。

 

自分で切ろうと思ったんですけど、いかんせん後ろは見えないし、これを機に『もう一回ドイツの美容院行ってみるか!』と思ったわけです。

 

そして前回の反省を活かして、今回は安いトルコ系の美容院ではなくて、ドイツの美容院(25€)にしたんですよね。

 

 

ガハハハハハ!同じ轍は二度踏まないぞ!と意気揚々に、そこそこよさそうな美容院を予約したわけです。

 

シャワーも浴び、歯も磨き髭も剃り。髪切られる準備万端でお店に出発。

そして期待に胸を膨らませて意気揚々と来店し、待合室で待ってると店員さんが開口一番。

 

 

 

 

『君OHNOくんかな?君の予約昨日の13時だよ。』

 

 

 

 

周りのお客さんと美容師さん大爆笑。

 


恥ずかしさもさることながら、予約すっぽかした事が本当に申し訳ない。ほんとすみません。

 

 

 

大野。4年ぶりの美容室来店は大恥+滝汗スタート。

 

 

 

しかしここまで来て引き下がるわけにも行きません。次の予約が1時間後の14時から可能だったので、その時間に再予約し直して、再来店。

 

 

四年前の失敗を繰り返すわけにはいかないので、事前に写真も準備して。

店員さんに『こんな感じでお願いします。』

 

 

見せた写真がこちら。

 

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分かります。分かりますよ。皆さんが言いたい事。

 

僕も分かってます。もしこの髪型になっても僕の顔ではそんなに活かせない事ぐらい。

 

でも、ただただ普通のツーブロックにしてもらいたくて。そしてただ前髪がサッカー中に邪魔にならなければいいと思って。

 

 

まあ、そんなこんなでこれを見せたら店員さんも

 

『おっけー♪』

 

って言ってきて、最初にバリカン持ってきたんですよね。

 

しかも

『最初12mmでやって、そこから調整する?』

って聞いてくれて。

 

更に、『この辺までバリカン入れる?』

って耳のちょっと上の高さぐらいを指差してきたんですよね。

 

 

私、大野。この慎重具合は確実に大当たりだと確信しました。

 

 

でも、『6mmでも横はいいかな』なんて思ってたので、間を取って店員さんに『9mmでお願いします!』って言ったんですよ。

 

 

 

 

 

そしていざ、バリカン入刀。

 

 

 

 

 

 

バリカン『ウィーーーーン』

 

 

 

 

 

バリカン『ジョリジョリジョリ』

 

 

 

 

リトル大野『良い感じ良い感じ』

 

 

 

 

 

 

バリカン『ジョリジョリ』

 

 

 

 

 

さっき指差してた高さまで来たその時。

 

 

 

 

 

バリカン『ジョリジョリ……スパン』

 

 

 

 

 

 

 

 

スパン⁉︎?

 

 

 

 

 

なんと店員さん。バリカンを下に抜いて髪の毛をツーブロックにした所に被せないで、バリカンでそのまま同じ高さにある被さってた髪の毛までスパッと。もうほんときれいさっぱりスパッと切りました。

 

 

 

 

まじで髪切り始めてもらって3秒でこんな感じになりました。

 

 

 

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もうね。まじで店員さん。

 

 

 

 

出会って3秒でタラ!男は黙ってタラ!全部タラのせいだ!じゃないのよ。

 

 

 

し・か・も

 

店員さんも なんかちゃうな?って鏡見てなって

 

 

 

そっからごりごりにハサミとバリカンで髪を切り刻んでいきました。

 

 

 

もう一度確認ですけど、僕はこれを見せたんですよ。

 

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そして出来上がったのがこれ。

 

 

 

 

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(4年ぶり2度目)

 

 

 

そして後ろはこう。

 

 

 

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こんにちは。27歳になったタラです。ドイツでサザエさん系男子目指してます!タラひとです!大人になっても食いしん坊。どうもタラひとです!じゃないのよ。

 

 

 

 

まじでだいぶタラれました。

 

 

 

 

 

まあ、そんなこんなでしっかりチームメイトにバカにされて、4年ぶりのドイツ美容院での戦いは幕を閉じました。

 

 

 

まあ、物事は捉え方次第。

 

これでヘディング更にしやすくなったし。見た目で相手を笑かして主導権握れそうだし。相手選手削ってもタラちゃんだから許してくれそうだし。色んな意味でサッカーに更に集中出来ます。もう二度とイカナイケドモ

 

 

 

新しいチーム、新しいリーグで一生懸命頑張ります。

自分の目で見て身体で色々な物や感情を感じて、将来自分の目指している理想の監督になれるよう日々頑張ります。

 

 

 

大野 嵩仁

ゆめにしきと鯖缶とバッターボックス

 

はーい。(10ヶ月ぶり)

 

いやー。もうね。誰かほんと食べさせて。鯖の塩焼き。朝のオートミール飽きた。もうほんと、やよい軒のでいいから。税込670円。ご飯も大盛りにしなくていいから。ドリンクも水でいいし、玉子焼きも頼まないから。大戸屋のやつにしてとか言わないから。大戸屋の税込890円だし。鯖の塩焼き。ほら、俺LINEクーポン持ってるし。あ、分かった。なんならセブンの鯖の塩焼きでいいから。まじで。税込289円だから。大根おろしと醤油でカバーするから。そろそろ限界。焼き魚の限界。もうソーセージめっちゃ食った。一旦休憩。お疲れ。ソーセージお疲れ。選手交代。ケチャップとマスタードも交代。3枚同時に交代。4-3-3から3-5-2にして中盤に大根おろしと醤油とレモン。頂点に焼き魚でシャドー気味に白米。リズム悪くてもしっかり焼いてこ。自分たちの焼き加減信じて。白米も顔上げてこ。仲良し焼き魚と2トップにするから。こっからお前活きるから。もうケバブとギュロスと中盤組ませないから。胃の中の中盤重くならないようにするから。大丈夫だから。

 

 

 

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(ちなみにいつも朝食べてるプロテインオートミール)

 

 

と言うことで、私大野。7月27日に誕生日を迎え27歳になりました。え?

 

 

 

話の文脈も繋がりもなくなぜこんな事を書いてるかって?

もうね。日本人誰も住んでない街でひっそりと誕生日迎えちゃって寂しすぎるのと、親が10ヶ月前ぐらいに送ってくれた食料の中にあった鯖缶で27歳を乾杯した事がもうね。これはね。何が言いたいかと言うと。

 

 

 

 

 

鯖缶美味寂しすぎ。

 

 

 

 

 

もうね。日本の企業努力に乾杯。毎日頑張ってるサラリーマンの人達にも乾杯。部屋に毎日入り込むミツバチと謎の虫にも乾杯。凄い。凄すぎる。

 

 

なんでこんな美味いものを10ヶ月も眠らせてたんだろ。本当にびっくり。多分食べながらちょっと涙と鼻水出てた。

 

 

 

 

 

僕のTwitterYouTubeを見て下さってる皆さんはご存知だとは思いますが、今シーズンからドイツ4部のSC Wiedenbrückというチームに移籍しまして、それに伴い ケルンにいるドイツ人の友達達に聞いても『それはドイツにあるの?』『初耳ですわ』『どこやねん笑』などの励まし?の言葉を頂きながら『ここどこやねん大賞』があれば毎年ランクインするような小さい町に引っ越して来まして。

 

 

さすがの大野も友達がほぼいません。今ホームステイさせてもらってる大家さんと犬のルディぐらいです。

 

 

そして、先週に初のドイツ4部リーグでのシーズンが開幕しまして、僕は1試合通してベンチで終わりました。シンプルにポジション争いで負けました。言い訳無し。

 

その時の様子はこちら

 

youtu.be

 

プレシーズン中の一つの練習試合で雨が途中で少し降ったんですよね。僕は後半スタートだったので、取り替え式(雨用の鉄のポイントがついてるサッカースパイク)に履き直して試合出たんですよね。そしたら逆にポイント突き刺さりすぎて、ビルドアップで滑って転けてボール失って、そのまま失点。そこからポジションを失っただけでなく、メンタル的に練習中も少し弱気になってしまいポジションを取り返せず。そして今に至ります。

 

27歳でケルン体育大学卒業を目の前にして、その傍ら4年間下部リーグでプレーして、そしたらドイツ4部でプレー出来るチャンスが目の前に転がって来て、今しか本気でサッカー出来ないからと自分に言い聞かせそのチャンスに飛びついて、現状開幕戦に1秒も出れず。悔しいし苦しいし。情けないしやるせなく。ユースの時と大学の時も最終学年になってもベンチで。色んな、本当に色んな感情を抱きながらピッチの脇でアップし続けた日々に似てます。(大学は時間がかかっても絶対卒業したいと思ってます)

 

 

僕が今まで自分の目で見てきたドイツサッカーでは、ベンチの選手、いわゆる結果を出せてない選手に対しての練習中の扱い・風当たりは物凄く強くなります。逆に言えば試合に出てる≒結果を出している選手はちょっとのミスとかでも何にも言われなくなります。

 

僕は現時点ではベンチの選手なのでミスしようがしまいが永遠になんか言ってくる奴もいます。そんな時、頭では分かってても最初はミスを恐れて・仲間に何か言われるのを恐れて弱気なプレー・誰でも出来るプレーを選択してしまっていました。確かに目に見える"ミス"はしてなくても、それでは自分の色がどんどん薄れていくだけだし、何より色々な物を捨てて覚悟を持ってこの田舎町に来たはずなのに、なんで他の人の目を気にしてサッカーしているのか。そんな自分を親や応援してくれてる人達が見たらどう思うのか。ミスを恐れて縮こまって何を得れるのか。その行動・メンタリティ自体がそもそもミスになってしまっていました。

 

打席に立たなければ確かにミスはしないし、人から何も言われることは無いでしょう。でも、打席に立ってフルスイングして、三振して。仲間から文句言われて。敵からやじられて。どうして打てなかったのか考えて。へこんで。打席立つのが怖くなって。

 

 

 

 

 

 

 

でも、また打席立って。今ある自分の全てをフルスイングする。

 

 

 

 

それでまた三振したら、またへこめばいいし、考えて悩めば良い。1番ダメなのは失敗を恐れて何もしないこと。波風立たせないように人影に隠れ続けること。

僕の好きなSUPER BUTTER DOGさんの『サヨナラCOLOR』でも言ってたし。

 

サヨナラCOLOR|SUPER BUTTER DOG - YouTube

 

失敗したっていいじゃん。打席に立つチャンスが目の前にあるなら打席に立って。仲間にボロカス言われたっていいじゃん。自分の全力をぶつけて。三振して。そこから学んで。また打席立って。いきなりホームランは打てないけれど、打席に立たなければ絶対にホームランは打てないんだから。

 

 

思い描いていた27歳とは真逆とかじゃなくて、真裏ぐらいの所に現在立っている私大野ですが、ボロボロになってもボロカスに言われても打席に立ち続けたいと思います。いつかプレーヤーを引退したときに、自分の目で見て身体で感じて打席に立ち続けて挑戦して得た人生の宝石を、身体中にジャラジャラ付けて将来的にプロの監督として活躍出来る様に今日もフルスイングしていきたいと思います。

 

 

 

大家さんから誕生日プレゼントでメッセージカードとゆめにしき頂きました。めちゃめちゃ嬉しい。日本の米。優勝。

 

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(旨すぎて光の速さでゆめにしき消費してます。)

 

 

でも、1番嬉しかったのは大家さんが日本語を調べて『おめでとう』と書いてくれてたこと。プライスレス。

 

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誰かの事を思って、誰かの為に時間を使う。そして行動する。

 

些細な事だけど、人としてこういう心を持って僕も僕の周りの人を大事にしていきたいと、大谷さんからのメッセージカードを見て改めて思いました。

 

 

 

27歳も自分らしく、そして自分の選んだ道を信じて頑張ります。

 

 

 

これからもこんな僕ですが日本食送って応援宜しくお願いします。

 

 

 

大野 嵩仁

 

黄色い血とアイデンティティ

 

 

はーい。2021年もあっという間に折り返しどころかもうすぐ10月がこんにちはしかけてますね。

 

 

早く大人になりてえなあ。なんて言ってた小学生時代の大野に今なら言ってやりたいです。学校終わりの帰り道でやる石蹴りでキャッキャ言えたのも、人のランドセルの鍵外してからの こっちから積極的にお辞儀する事で相手にもお辞儀させてランドセルの中身を全て大放出させたりして友達と爆笑してたのも、おもしろフラッシュ倉庫の動画で爆笑してたのも、モハメド・ジダンのプレー集を何回も見て何回も感動したのも、くそ遅いネット回線でお父さんと一緒に見たJ1・J2入れ替え戦甲府のバレーに6点入れられて呆然としたあの時間も 全てがかけがえの無いものなのだと。

 

 

そんなこんなで、現在既に26歳になった私大野もあっという間にドイツで3年半という月日を過ごしております。

 

この3年半で、思い描いてた自分より上手くいった部分もあれば上手くいかなかった部分、ゆっくりとですが自分の目標に向かって歩けていると感じる部分とまだまだだと感じる部分など、様々な経験を身体で感じております。

 

ドイツ生活にもだいぶ慣れ、電車が時間通りに来なくたって、市役所からメールを送った1ヶ月後に返信が来たって、電車が急に来なくなったって、そこそこ大きい怪我して今すぐ病院の予約を取りたいのに1番早くて2週間後って言われたって、電車が止まるはずの駅に止まらなくたって、何とも思わなくなりました。

 

 

 

そんな私、大野。最近Twitter上で回って来た元日本代表でありYouTuberの那須大亮さんの企画で『柏レイソルユース』に密着した動画を見ました。

 

 

動画内では、酒井監督率いるAチームと藤田コーチが率いるBチームの試合に向ける過程や試合の様子が撮られていました。

 

 

 

 

 

柏レイソル

 

 

 

僕にとっては1つのプロサッカークラブ以上の意味を持ってる特別なクラブです。

 

 

僕は小学校4年生から高校3年生までの9年間、色々な運や、親やコーチの多大なるサポートのおかげで有難いことに柏レイソルのアカデミーで色々なコーチや選手達からサッカーを学ぶ機会を得る事が出来ました。(ほぼベンチでしたが)

 

 

僕のサッカーにおける考え方やプレースタイル、日々の練習に取り組む姿勢や、サッカー選手としてあるべき姿や人間性

 

 

僕から見えるサッカーという景色の90%以上、僕のサッカーにおけるアイデンティティは、この9年間で出会ったレイソルアカデミーの素晴らしいコーチ達、選手達、ユースの応援に来てくれるサポーターの方達と過ごす中で培われて来ました。

 

 

毎試合、毎練習前に心と体の準備をする。ボールをオープンに置く。相手の矢印を見る。スペースを見る。惰性でプレーしない。プレッシャーを引き受ける。ボールを受ける前に仲間と繋がっておく。親に感謝して自分で自分の物は準備する。自立する。レイソルとしての誇りを持って行動する。練習後にすぐご飯食べる。

 

 

 

挙げたらきりがありませんが、この9年間で学んだ事が、僕にとっての "サッカー" というスポーツのベースであり、サッカーをプレーする上での基準点であり、今でもサッカーに魅了され続けている理由でもあります。

 

そして、大学卒業後も就職せず、親に無理を言って『ドイツでサッカーを学びたい』と言ってドイツへ飛び出しました。(理解してくれた親には頭が上がりません)

 

 

ドイツでケルン体育大学に通って学問的にサッカーを学び続けているのも、下部リーグでプレーヤーとしてサッカーを学び続けているのも、U-13のコーチとしてサッカーを学び続けているのも、レイソルアカデミーで出会った人達、特にレイソルアカデミーで僕にサッカーを教えてくれたコーチ達の影響を強く受けています。

 

 

あの時のコーチ達のサッカーに対する熱量、情熱、知識、姿勢、全てが僕の手本であり、レイソルに関わる者として、1人の人間として、黄色い血を流す者としてあるべき姿を教わってきました。

 

 

今でも、僕はレイソルの事を誇りに思っているし、僕は今でも黄色い血を流してると思っています。

 

 

 

しかし、8年前に流れていた黄色い血は、もしかしたら現代サッカーから見たらもう、薄く、色鮮やかでは無く、僕の知っている"黄色"では無くなっているのかもしれません。

 

 

スポーツ科学や栄養学、カメラやデータ分析の技術と質、コーチ・選手・サポーターの努力と質の向上に伴い 8年前と今のサッカーではサッカー選手に求められる身体的、技術的、戦術的(+精神的)能力・負荷が大きく進歩しました。

 

各選手の1試合における走行距離が伸びた後に、そこからスプリントの距離・回数が増えたり、キーパーやDFに求められる守備的・特に攻撃的タスクも増えたり、相手に合わせて配置を変えたり攻守における戦術を柔軟に変えたり、様々な角度からアプローチされる事で"サッカー"が急速に進歩していきました。

 

 

当時の色鮮やかな僕の中の黄色い血は、間違いなく今の"サッカー"から見たら、薄く、迫力に欠ける、何か味気の無いような黄色なのでしょう。

 

 

 

 

『現状維持は停滞』とは良く言ったもので、正しく僕にも当てはまる事であり、もっともっと成長する為には意図的に自分の色やアイデンティティを壊し新しく作り直す必要があります。

 

その過程では、今までの自分の中の"サッカー"を否定する事や、正反対のこと、苦しい事や受け入れ難い事も間違いなく沢山あり、決して楽しく気持ちの良い物ではありません。

 

 

しかし過去の素敵な時間に囚われていては、居酒屋のテレビの前でビールを飲みながら、『俺は高校生の時にあいつと試合して勝ったんだよ。』『あいつがこんなすごくなるなんて正直思わなかったな。』『当時のあいつと俺は正直そんな変わらなかったよ。』と周りに過去の栄光を話し続ける、自分の過去を押し付ける かっこ悪い自分になる事でしょう。

 

 

 

 

 

 

僕はプロサッカー選手にはなれませんでした。

 

 

 

 

 

悔しいけれど、紛れもないな事実です。

 

 

 

 

 

でも、僕はテレビの前で一喜一憂したいんじゃ無くて、テレビの中からサッカーを通して沢山の人を熱狂、感動させたくて、幸せにしたくて、僕が指揮してるチームをサポーターの皆んなが誇りに思ってもらえるようなそんな監督にいつかなりたくて、そんな思いや志を持ちドイツという国に新しい色や新たな僕のアイデンティティを見つけに来ました。

 

 

 

ひとつの色を知った上で、黄色を選ぶのでは無くて。赤や青や緑、黒や白や紫と色々な色を知って学んで混ぜ合わせた上で、最終的に自分なりの黄色を選べるように。

 

 

 

ドイツで色々な色を目で見て身体で感じて自分なりの黄色い血を流せるように。

 

 

そして、テレビの向こう側に行くその日が来た時に、既に頭も心も身体もファイティングポーズが取れているように。

 

 

 

そんなドイツに来る前に考えていて、今でも思ってる事を改めて再確認させてくれた今回の那須大亮さんのYouTubeでした。

 

 

他のユースや高体連の取り組みも面白いので是非。

 

これが『柏レイソルユース』に密着した動画です↓

https://youtu.be/IXBdh1h7mVE

 

 

 

 

 

 

でも、食のアイデンティティは全然混ぜたく無いです。120%純日本産で大丈夫です。

 

早く納豆卵めかぶオクラとろろ混ぜたやつ食べたい。

 

 

 

 

 

 

3年間と嫉妬と葛藤

 

みなさんお久しぶりすぎです。最後にいつブログを更新したのかさえ記憶にないくらいお久しぶりです。カレー作りを盛大に失敗して、あまりの不味さに大学時代の火曜日の練習後の帰り道にチャリ漕ぎながら『今日カレーの日かー』とみんなで言い合ったのを思い出したぐらいお久しぶりです。昔良い感じだった子の誕生日をFacebook経由で知って 何も起きないけどしれっと連絡入れるぐらいお久しぶりです。小学校のころのry

 

 

大野。元気に生きております。

 

 

この長い月日の間にブログを書けなかった理由は沢山ありました。

大学で忙しかった・サーバーとドメインの更新を忘れていた・U-11の監督になったためブログに手が回らなかった・サーバーとドメインの更新を忘れていた・自分のサッカーの練習で疲れていた・サーバーとドメインの更新を忘れていた・プレゼンと試験の準備で死にかけてた・サーバーとドメインの更新を忘れていた・サーバーとドメインのk

 

 

まあ要約するとサーバーとドメインの更新を忘れていました。

 

さっきからドメインとかサーバーとかカタカナばっかりでこいつ海外かぶれになったなとか思ったそこのあなた! 海外かぶれレベル38のワタクシ大野がディテールをエクスプレインしましょう。てへ

 

まあ簡単に言うと、ドメインはネット上の住所みたいなもので、サーバーはネット上の土地みたいなものです。ちなみにホームページやブログは自分の家とでも言えるでしょうか。

 

僕もネット上に土地と住所を借りて、自分の家の表札に『焼き魚が食べたい』という日本の美徳でもある侘び寂びとは間反対にある 自分の欲求を前面に押し出す海外仕様の表札をぶら下げて、自分の土地と家の中で好き勝手やっていたんですよね。

 

やれトルコの散髪は奇想天外やら、体育テストどうやったら受かれるか教えてくれやら、トルコの散髪でほぼ罰ゲーム受けたやら、トルコの散p

 

 

misoshirutoyakisakanagatabetai.hatenablog.com

 

 

それはもう、どうでもいいことからどうでもいいことだけを好き勝手書いておりました。好き勝手書くだけ書いて、『コロナもあるし一旦、実家に帰るわ!』みたいな軽いノリで家(ブログ)を留守にしてたんですよね。

 

そこまでは良かったんですけど、僕すっかり忘れてたんですよね。何を。土地代と住所代払うの。

もうね。すっかり忘れてました。もはや清々しいくらいに忘れていました。

大家さんがメールで『焼き魚さーん。そろそろ家賃の締め切り日だよー』って最初は言ってくれてたんですけど、もうね。僕はびっくりするぐらい忘れていまして、家を留守にしていたので気づく訳もなく、家賃を滞納し続けていたんですよね。

最初は優しかった大家さんも途中から『焼き魚さん。そろそろ家賃払ってくれないと、これからソーセージとビールしか食べれない体にすんぞ!』とか『これから焼き魚に米じゃなくて硬いパン出すぞ!』とか『大根おろしの代わりにケチャップとマスタード盛るぞ!』とか『醤油の代わりにソースかけるぞ!』とか、それはそれは背筋が凍り付くような事を言われ続けていました。

 

 

が。私、大野。それらの脅しにも全く気付くこともなく一人で呑気にへらへらしてました。

 

 

ところがです。ドイツ来て3年経ったし、久しぶりに良い事あったしブログでも書くか!と思って重い腰を上げて ひっさしぶりにこっちの家に帰ってきたんですよね。そしたら跡形もなく無くなっていました。魚の骨一本も残らず全て無くなってました。差し押さえといったほうがいいのでしょうか。家賃滞納者だった焼き魚は大家さんから追い出されてしまいました。

 

そんなこんなで何個か過去記事消えました。泣きそう。

 

 

 

 

 

ということで私、大野。

 

 

 

 

 

チームケルンのテスト合格しました。祝

 

 

 

 

 

 

いや話の展開力全盛期のシャビアロンソ並みだろ。とか いや、話の展開力自陣スローインから敵陣ペナルティーエリアまで元ストークシティのデラップでも使ったんか。とか、鄭大世でもここまで強引に話し持ってかんわ!てかチームケルンって何だよ(笑)と思った方はまずは古い記事になる為、今とは少し異なるところがありますがこちらの記事を読んでいただければと思います。

 

number.bunshun.jp 

 

 

チームケルンとは簡単に言いますと、2006年から始まったサッカードイツ代表とケルン体育大学が共同で行っている、2年単位でEUROかワールドカップの為の分析チームとして関わらせてもらえるプロジェクトです。僕が今回合格したチームケルンは2022カタールワールドカップのドイツ代表チームの為の分析に最終的に関わることになります。

 

チームケルンの構成は 基本的にケルン体育大学在学生・卒業生+現役アナリスト+アナリスト経験のある人で構成されているみたいです。

昔は認知度的にもそこまで大きくなく応募人数もそれほど大きくなかったみたいですが、年々、応募者が増えていて今回は最初の応募のタイミングで約130人近くいたみたいです。

そこから全3回の講義と定められた課題を提出して、最終的に選抜試験を受けることが出来ます。

そんなこんなでヒイヒイ言いながらも何とかチームケルンの最終テスト合格出来ました。

ちなみに同期の尊敬している他2人も合格しました。めっちゃ嬉しい。

 

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(1年半前に同期3人で語学テスト合格して大学に入学が、決まった時の写真)

 

今回、このテストに向けて3人でめちゃめちゃ勉強して、準備万端で臨んで、15問中の2問めちゃめちゃ勉強してたのにお互いに盛大にやらかして、現在のドイツA代表のアナリスト(ドイツ語でAnalyst)書けって問題文に書いてあるのに何故か現在のドイツA代表サイドバック(ドイツ語でAußenverteidiger)書けって書いてあると勘違いして苦し紛れにヨナス・ヘクターって書いて、前日のメールには試験時間3時間って書いてあったのに試験前に試験時間が半分の1時間半に変更されてた事に試験残り15分まで気付かなくてパニックになって、試験後にお互いの間違えたとこ分かって発狂して、てかヨナス・ヘクターとっくに代表引退してて、

 

 

なんやかんやありましたが、

 

 

 

 

 

 

 

本当に受かって良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで長かったなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕がドイツに来た目的・目標の一つであった、“チームケルン“

 

そのスタートラインに立つ権利を得ることが出来て本当に嬉しいし、好き勝手生きてる自分の事を応援してくれている親や兄弟・家族のみんなへの感謝の気持ちでいっぱいになったのと同時に、結局その環境に居ることより、その環境で何をするか・何を自ら学べるかが大事だから、これから更に頑張ろうと気を引き締めつつ、この期間にチームケルンが本格始動した時にちゃんとついていけるように自分をバージョンアップしなくてはと今までより一つ上の危機感を現在ひしひしと感じております。

 

 

 

大学を卒業してからドイツに来て3年という月日が流れました。

 

この期間に同期のみんなが社会人として3年間一生懸命働き、結婚して家庭を持ってる者もいれば、コーチとしてJリーグのアカデミー・トップチームや強豪街クラブで監督を務めている者も出てきました。

そして、プロサッカー選手としてJリーグで活躍している同期、ついにジュニアからユースまで一緒にプレーしてた現在名古屋グランパスに所属している中谷進之介A代表に選ばれました。祝

 

みんなの活躍や頑張ってる姿を見聞きすると、すっごい嬉しいし、沢山の刺激をもらうのと同時に、日々の生活を節約に節約して何とか生活出来る現状や、まだ何も成し遂げれていない25歳の自分と この3年間に大きく飛躍・活躍してるみんなを比較して、大きな嫉妬や悔しさ、『ドイツで何やってんだろ自分…』と自分に問う時が本当に多々ありました。

 

 

 

思い返せば、嬉しいと悔しいと嫉妬や葛藤が入り混じったこのやるせない感情をこれまでもたくさん経験してきました。

 

ユースの時は、3年になってもベンチで、準優勝したダラスカップというアメリカで行われた大会も、マンUなどを倒して快進撃を続けていく仲間をベンチから見てる事しかできなくて。ピッチに立った時間も大会通してトータル5分ぐらいしかなくて。決勝戦フルハムユースに負けた後、『同じぐらいの能力なら若いほうを連れて行く』とコーチに言われてもう一つの海外遠征の方のメンバーから外れて。Aチームが大会後にその別の海外遠征に行ってる中、日本でBチームで練習して。高校最後の1シーズンは一個下の代の選手がスタメンの大半を占める中、ベンチでほとんどの時間を過ごして。練習で良いプレーしてたら、誰よりも練習すればいつかスタメンになれると信じて。ここで腐ったらダメだと毎日自分に言い聞かせて。

同じポジションの選手が活躍すれば、チームが勝てば、嬉しいよりも嫉妬や悔しい感情が湧き出てきて。でもそれを3年生の自分が表に出しちゃだめだと言い聞かせて、練習が終わればみんなとおちゃらけて。チームが負けた時、同じポジションの選手がミスした時に、“嬉しい“という感情が湧き出てきそうな心の中の自分と必死に闘って。仲間の不幸を喜ぼうとしてる自分がいることに嫌になって葛藤して、当時高校生だった時の自分にとっては非常にきつくて小学校の時の監督の前で泣いてしまったこともありました。

 

大学の時は、チーム内の不祥事で思う存分サッカー出来ないときがあって。3年の時にようやくスタメンとして試合に出れるようになったのに、自分の一回の大きなミスでチームの昇格がほぼ消滅してそれ以降Aチームで一試合も試合に出れなくなって。『何であんなミスしたんだろ。』『何で(ミスったのが)俺だったんだろ。』と答えの出ない自問自答をし続けて。4年になった一発目の紅白戦で腕の骨折して。『プロになりたい』その一心で練習してきたけれど、4年の夏に『大野は練習に対してやる気ないから』と監督に言われて。最後の半年を県リーグのチームのBチームで過ごして。Aチームで活躍している同期や後輩の試合をメガホン持ってチームが勝つために応援して。その度に『俺はここで何やってんだろ』と何回も悩んで『でもここで手を抜いたら絶対だめだ』と何回もこの嫉妬と葛藤の入り混じったやるせない感情と共に歩んできました。

 

 

 

僕はまだ、同期のみんなみたいに目に見える結果や活躍をしているわけではないけれど、自分の信じた道を、自分らしく泥臭くどんくさく。

遠回りかもしれないけれど、きれいな道ではないかもしれないけれど、一歩一歩前に進んで行けるように頑張ります。

 

 

 

嫉妬が出来るってことは、まだ白旗を上げた訳では無いってこと。

その嫉妬に対して葛藤できるってことは、まだ自分の芯の部分がファイティングポーズを取れてるってこと。

 

 

 

嫉妬だけして『俺も実際できたのに』『あいつと別に対して差はなかった』なんて良い訳ばっかりの人生は送りたくないから。これからも仲間の成功を認め喜び、でもそれと同時に悔しさを感じれるように。

 

 

 

 

 

 

 

人は自分では絶対に届かないところまで到達した人に対して嫉妬なんてしないもんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

これからも頑張ろう。

 

 

 

 

シン代表戦頑張れ!

 

 

 

 

僕は違う道から、いつか日本サッカーの発展に貢献出来るように頑張ります!

 

 

 

みなさんこれから鯖缶送ってくださも宜しくお願いします。

まんまる

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はーい。お久しぶりです。前回の投稿からまただいぶ時間が経ちました。この間にもちょくちょく このふざけたブログを覗いてくれていた皆さんありがとうございます。これからは日本食送ってくださいもよろしくお願いします。

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カカ

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はーい。明けましておめでとうございます  から随分と時間が経ちましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

 

 

さて、約二週間前ぐらいにドイツ語のテスト"DSH"というやつを受けてきました。

 

 

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